みなさんは「ヤーコン」という野菜をご存知ですか?栄養価の高さからメディアでも注目され、最近ではスーパーなどでも見かけるようになりました。
ヤーコンはイモ類に分類される根菜の仲間で、研究でも豊富な栄養成分を含んでることがわかっています。今回は、ヤーコンの栄養と効果についてご紹介します。
ヤーコンの栄養と効果とは
■ビタミン、ミネラル類
芋の部分には、抗酸化作用のあるビタミンCや食物繊維が含まれていますが、葉の部分にも皮膚の乾燥を予防するカロテン、疲労回復や粘膜を保護するビタミンB1、B2、ビタミンCなどのビタミン類をはじめ、骨を丈夫にするカルシウムやマグネシウム、むくみを解消するカリウム、貧血を予防する鉄分、抜け毛を防止する亜鉛など、とにかく多くの栄養が含まれています。
■フラクトオリゴ糖、食物繊維
さつまいもやじゃがいもは、主成分がでんぷんと食物繊維で成り立っていますが、ヤーコンの場合は食物繊維とでんぷん以外にフラクトオリゴ糖が多く含まれています。
フラクトオリゴ糖には、腸の中にある善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして腸内環境を整える作用があり、主成分の食物繊維も同じく便通を整える働きがあるため便秘を解消する効果が期待できます。
■ポリフェノール
葉や芋の部分には抗酸化作用が強く、老化防止が期待できるポリフェノールが多く含まれておりその量は赤ワインにも匹敵するほどです。
ヤーコンの素材を生かした調理方法
ヤーコンは、じゃがいもやさつまいもと違い、生で食べられる野菜です。梨のようにシャリシャリとした食感とほのかな甘みがあるのが特徴です。また、ヤーコンには甘味がありますが、食後の血糖値には影響がないと言われています。
1cm程度の輪切りにし、小麦粉をつけて揚げることでシャリシャリとした食感を生かすことができますし、にんじんとヤーコンを千切りにしてきんぴらにして食べても、砂糖を入れずに自然の甘さを味わうことができるのでオススメですよ。
ヤーコンを食べたことのない方は、この機会にぜひ、ヤーコンを食べてみてはいかがでしょうか。