■80人出席、合唱で元気づけ
東日本大震災から丸3年を迎えるのを前に9日、見附市の中央公民館で福島県からの避難者らによる犠牲者の追悼式が開かれ、避難者40人を含む約80人が出席した。
式では、久住時男市長の「故郷で春の季節を迎えることがかなうその日まで精いっぱい支えたい」とのメッセージが代読され、見附中学校の吹奏楽部・合唱部が、いきものがかりの「エール」の演奏や合唱などで避難者らを元気づけた。
同県南相馬市から家族で避難している見附小学校6年の高藤凪沙(なぎさ)さん(12)が避難児童を代表し、「4月に福島に戻りますが、見附で好きになった書道は続けたいです。地元のみんなと元気に過ごすことが復興への第一歩になります。仲良くしてくれた皆さん、ありがとうございました」と作文を朗読した。
凪沙さんの中学進学を機に帰郷を決意したという母親、裕子さん(45)は「子供たちがのびのびと過ごせたことが何より。支えてくれた見附の人々に感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140310-00000002-san-l15