食事環境というのは食欲に色々と影響を与えます。楽しいと食が進んだり、悩み事やストレスがあるとあまり食が進まなかったり……と。気持ちだけでなく、環境の変化でも食欲が変わるという研究があるのです。
今までダイエットに成功しなかったのは、食事環境のせいで、つい食べ過ぎてしまっていたのかもしれません。
照明の明るさと音楽の音量を抑えた場所に座った人は、通常の席の人に比べ、摂取カロリーにして18%も低かったそうです。ピクニックなどは、自然の小川の流れや鳥のさえずりなどを聞いて、森林浴をしながら、木陰で食事をすれば、ダイエット効果も高いのです。
ただ、毎日はできないので、まずは、レストランに入ったときは、明るい窓際の席を選ぶよりも、少し照明を暗くしたムードある席を選んだり、自宅ではキャンドルを灯してみたりしてはいかがでしょうか?
食事の速さと音楽の速さが比例する!?
テンポの早い音楽を聴くと食事のテンポも早くなり、満足感が得られないため食べ過ぎてしまうのだそうです。
満腹感を得る為には食事時間を20分以上かけるのが大切。普段テンポの早い曲を聴いている方も、食事の時はクラシックを聞いてみるのもダイエットになるかもしれないですね。
落ち着いた気分で食事をすると、噛む回数も増え、更には食事時間も長くなり、消化も良くなるのです。そういった相乗効果で更に痩せやすい食事を摂ることができていきます。
環境がよい席で食事をしたお客さんは、食事の満足感が高く、摂取カロリーが少ないという結果になったそうです。
食事は“量より質”といわれますが、食べる環境の質もよくすることが、ダイエットや、より良い食事時間になるのです。食事というのは毎日の習慣。習慣さえつけられれば、痩せやすい体質になっていきますので、ぜひ食事環境を整えてみてはいかがでしょうか。