少し歯が痛いな、と思っていても歯医者に行くのがイヤで我慢していたりしませんか?
実は歯の痛み、ただの虫歯ではなく恐ろしい「心筋梗塞」の予兆だったりして・・・。
心筋梗塞というのは、血管に血栓という固まりができて、心臓に栄養と酸素を与えている「冠動脈」が詰まって心臓に血液が行かなくなった状態のことをいいます。
命にかかわる、非常に危険な病気。
主な前兆として、冷や汗や、呼吸困難、吐き気、そして胸を締め付けられるような痛みが30分以上続くことが多いです。
他にも、左側の歯やアゴ、左手の小指、左肩や背中などに痛みがおこる場合もあります。神経を通して脳に痛みを伝えるのだけど、脳が“別の場所の痛み”と間違った信号をだしてしまっている状態で、「関連痛」というもの。
関連痛は、心筋梗塞の初期段階の重要な合図です。
虫歯などの原因がないのに左側の歯が痛い時は、もしかしたら心筋梗塞の前兆かもしれません。
年齢や既往症の考慮はもちろん必要だけれど、圧迫感や不安感が強い時には、すぐ病院を受診しましょう。なるべく早く治療をすることで、生存率も高く、後遺症が残る可能性も少なくなります。
症状の前兆を見逃さないことが、心筋梗塞を重症化させない方法です。
心筋梗塞になりやすい要因は、タバコ、運動不足、肥満気味に加え、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病。
他にも、過労や睡眠不足、ストレスなどの体調や、極端に暑かったり寒かったりする気候でも心筋梗塞を起こしやすい環境になってしまいます。
心臓は1日に約10万回も拍動する働き者。だからこそ、日頃の変化を気にすることは必要です。
心筋梗塞は高齢者に多い病気だと思われがちだけれども、近年では20~30代でも患者が急増しています。
寒さは心筋梗塞の大きな要因の一つだから、冬に発作を起こす人が多いけれど、夏でも心筋梗塞で入院する患者数は冬の6~7割もいるんですよ。
気になる体調不良があれば、一度病院で検査を受けてみましょう。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140130-01639116-mynaviw