県内では、この冬、インフルエンザの患者が増える傾向にあり、新潟県では、寒さが厳しくなる今後は、流行するおそれもあるとして、手洗いやうがいを頻繁に行うよう呼びかけています。
また、こうした事態を受けて、保育園などでは、予防策を講じる動きが広がっています。
このうち、新潟市中央区の赤沢保育園では、朝、登園した後や外で遊んだ後など園児が、1日に何度もうがいや手洗いを行い、インフルエンザの予防を徹底しています。また、おもちゃも毎日、職員がアルコールで消毒しています。
さらに、職員から園児にうつさないよう園が費用を負担して、職員全員で、インフルエンザの予防接種を受けたということです。
赤沢保育園の赤澤美治園長は、「インフルエンザの兆候を見過ごさないよう気を配り、感染の拡大を防ぎたい」と話しています。
県によりますと、先月29日までの1週間に、県内96の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は57人と前の週より4人増えて、1か月前の2倍以上にのぼっています。
これを年齢別にみると、▼9歳以下が28人、▼10代が9人、▼20歳以上が20人と、子どもが全体の65%を占めています。
1つの医療機関あたりの平均の患者数は0.59人と、いまのところ、流行の目安とされる「1」を下回っていますが、県は、寒さが厳しくなる今後は、インフルエンザが流行するおそれもあるとして手洗いやうがいを頻繁に行うよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034208971.html