壁にぶち当たったとき、悩みをひとりで抱え込むとますますドツボにハマりますよね。困ったときには、やはり誰かからアドバイスをもらい素直に従うのがいちばん。とはいえ、相談相手は誰でもいいというわけではありません。
ビジネスコンサルタントの北岡秀紀さんは著書『96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術』において、「素直になれ」とアドバイスを押し付けてくる人のなかには、あなたのためを思ってというより、単に自分の思い通りに動かそうとしているだけという輩もいると警告を発しています。
そんな人のアドバイスを真に受けていては、あなたにとって良い結果がもたらされるわけがありませんよね。
あなたの身近にも以下のような人がいないでしょうか? 北岡さんは“無益なアドバイスしかくれない要注意人物”として、以下の4タイプを挙げています。
■1:精神論しか言わない人
「想いがあれば」「真剣にやれ」みたいな精神論は、たしかに役に立つこともありますが、やみくもに頑張ったところで空回りするだけということも多いのではないでしょうか?
とりわけ自分の苦手分野や新しい取り組みで困ったときには、精神論一辺倒の人よりも、「ひとつ目のステップではこうやって、ふたつ目のステップではこうやって」というふうに、具体的な行動を教えてくれる人にアドバイスを求めるほうがいいでしょう。
■2:自分の経験論しか語らない人
「自分はこうやってうまくいったから、お前もうまくいくはずだ」というパターンも危険。その人にとってはいい方法でも、本人にしか当てはまらない特殊な方法という可能性が高いですよね。
もちろん、他人の成功体験から学べることもあるのですが、なぜその方法でうまくいくのか、きちんと説明のつくメソッドだけをとりいれるようにしましょう。
■3:挫折体験がない人
挫折体験がない人からのアドバイスというのは、凡人がマネできないものであることが少なくありません。
「1度は失敗したけれど、こうしたからうまくいった」という挫折体験から立ち直った人からのアドバイスのほうが、現状の課題をクリアするうえで有用なのではないでしょうか。
■4:あなたが尊敬できない人
どんなに素晴らしいアドバイスを受けても、それを実行に移さなければ意味がありませんよね。尊敬できない人からのアドバイスでは、素直に受け入れることができず、なかなか行動が伴わないのではないでしょうか。
本当に尊敬できる人を見つけて、その人から言われたことは何でも実行してみることが、目の前の壁を超える秘訣といえるでしょう。
以上、“無益なアドバイスしかくれない要注意人物”4タイプをお届けしましたがいかがでしたか? 当てはまる人物が何かと口出ししてきても適当に聞き流す一方で、「これは!」というアドバイスは全力でどんどん実行していきましょう
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