[ カテゴリー:生活, 社会 ]

楽天マギー選手の活躍に勇気…脳性まひの兄弟

日本シリーズ進出をかけたパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まり、楽天イーグルスがロッテに2―0で勝利した17日、仙台市の日本製紙クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)では、声をからしながら選手を応援する同市宮城野区の鈴木英輔さん(28)と祐輔さん(27)の兄弟がいた。2人は重度の脳性まひで車いすでの生活だが、「選手の活躍に勇気づけられた」と話す。

「マギー、マギー」。両親に付き添われたスタンドで、お気に入りの選手名を連呼する2人。八回、マギー内野手が貴重な追加点をたたき出す適時打を放つと、祐輔さんは「さすが」と顔をくしゃくしゃにしてメガホンをたたいた。

2011年3月11日、祐輔さんは同市若林区荒浜の施設にいた。大きな揺れにおびえながら、職員に車いすを押され、高台に逃げた。親身に世話をしてくれた女性職員が、施設に祐輔さんらの荷物を取りに戻り、津波に流された。もともと内気な性格だった祐輔さんは、ますます話さなくなった。

ふさぎ込む祐輔さんを英輔さんと父・五月さん(57)が楽天の応援に誘った。野球に興味がなかった祐輔さんだが、楽天ナインの懸命なプレーを見て、次第にファンになった。

施設で和紙作りをして得た賃金でチケットを買い、兄と一緒に毎月、応援グッズをリュックに詰めて球場に出かける。マギー内野手の名前がプリントされたタオルを持参して。

小児まひの息子がいるマギー内野手は8月、太白区内の病院を慰問に訪れたことがあった。祐輔さんは治療を受けるため、たまたま、その病院にいた。球場で見せる真剣な顔つきとは違い、笑顔で患者の問いかけに答えるマギー内野手を「格好いい」と思った。

マギー内野手の活躍もあって楽天が勝利。祐輔さんは近くの楽天ファンと「やったね」と喜び合った。兄弟は日本シリーズ進出も球場で見届けるつもりだ。

球団によると、この日、Kスタ宮城に来た人は2万4332人で、過去最高の観客数だった。

石巻 PVに歓声
石巻市中央の「アイトピアホール」で17日、大型スクリーンで楽天の試合が中継されるパブリックビューイングが行われた。同市貞山の会社員及川あかねさん(20)は「マー君が最高に良かった」と勝利を喜んだ。同市大街道西の会社員畑中正克さん(41)は「きっちり打線が援護してくれた」と興奮気味に話した。

パブリックビューイングを主催したNPO法人・石巻スポーツ振興サポートセンターの松村善行理事長は「楽天が日本一になって、石巻も元気になってほしい」と話していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131018-00010000-yomidr-hlth

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp