厳しい経済情勢に苦戦する日本企業の姿が報じられて久しい。だが、そんな中でも急成長を続けている企業はある! そこで、独自のポリシーで大ヒット商品を生み出す企業に直撃インタビューを実施。今回お話を聞いたのは、CMなどでもおなじみの大ヒットシャンプー「スカルプD」を生み出し、25周年を迎えた企業「ANGFA(アンファー)」。商品の開発&展開、販売戦略…など、その成長の秘密を探ってみました。そこにはきっとボクらの仕事でも参考になる「上昇のヒント」があるはず!
ヘアケアサプリメントやヘアケアシャンプーの医療機関向け販売から始まり、その当時の取り組みが急成長の基盤になっているようですが、現在の会社の規模はどれくらいなのですか?
「売上はここ数年を中心に増加しておりまして、直近では99億円/年(2012年3月期)となります。商品数は19カテゴリー65商品、社員数は128名(ともに2012年10月5日時点)にまで拡大しております」(アンファー広報部)
確かに「スカルプD」をはじめ、ここ数年で多くの人が商品や社名を知るようになったわけですが、その「勢いの要因」とは?
「まずは販売展開です。『スカルプD』は、インターネットを通して販売を開始した2005年から、徐々に口コミが広がっていきました。もちろんインターネットだけでなく、販売初期から一緒に頭皮ケア市場を盛り上げてくれた店舗様のご協力も大きいといえます。そしてそれらと合わせて欠かせない要因が、ものづくりにおける『お客様の声』です。もともと医療機関の患者様向けに開発し、以来、患者様やお客様に使っていただいた感想を集め続けて毎年リニューアルを重ねており、現在は8代目なんです」
なるほど、ネット時代の到来をしっかり読み取った販売展開がポイントのひとつなんですね。そして「スカルプD」が販売以来、そんなに改良が重ねられているとは知りませんでした! 徹底したものづくりへのこだわりを感じます。
「わたしたちは医療機関向けの商品からスタートし、今も多くの医師からなる専門チームとリレーションを図りながら、臨床情報をベースにした商品開発を行っています。ですから、売ることだけを考えた『売れそうな商品』『万人に受け入れられる商品』をつくることはしてはいません。『必要とする人がいるのに世の中にない、つくることができなかった』そういった商品をつくることをポリシーとしています」
とかく「売れること」を最優先にしがちですが、「届ける人」をしっかりと見据え、商品力向上のための研究を続ける。そこにはぶれないポリシーを感じます。医療機関とも連携したそんな「本気の商品開発」があってこその大ヒットなわけですね。最後に気になるのが今後の展開なのですが、今、力を入れている商品は?
「“日本人の野菜・果物不足解消”を医師とともに考え抜き、忙しい人でもカンタンに生の野菜・果物が摂れるよう開発したフレッシュジュース『フレッシュデリ』が現在ヒット中です。そのほか新商品としては、弊社が提唱している“エイジングケア(老化ケア)”を0歳児から始められる“ベビーシリーズ”を10月からスタートします。今だけでなく将来のために、老若男女みなさんをサポートしていければと思っております。働き盛りのR25世代のみなさんにもぜひエイジングケアを実践していただき、一緒にニッポンを若くしていきましょう」
「スカルプD」も新商品も、やはりその開発ポリシーは一貫している模様。いかに“本気のものづくりをするか”が、大ヒット商品を生み出す上では大事なんだ…と実感しました。
そんな「必要とされるものづくり」とともに成長を続けるアンファーは、10月で25周年を迎え、現在「25周年大感謝祭」として様々なキャンペーンを展開中! 会員登録して初めてアンファー商品を買うと250ポイントがもらえる(10月31日の23:59まで)などのうれしい特典も。この機会にぜひホームページで商品をチェックしてみよう!
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20131016-00032289-r25