冬の風物詩であるコハクチョウが、越冬地である瓢湖(阿賀野市水原)に次々と飛来し始めた。大きな羽を広げて舞う姿や、水上で羽を休める姿が人々の目を楽しませている。
飛来したのはカモ科ハクチョウ属のコハクチョウで、体重は4〜8キロ、羽を広げた長さは約2メートルに及ぶ。約1カ月かけてロシアの東シベリアから約4000キロを渡ってくるという。
同市瓢湖管理事務所によると、同湖では6日に3羽が初めて確認され、8日に70羽まで増えた。樋口靖偉同事務所長は「性格は穏やかで家族思い。一度つがいになると生涯添い遂げる律義な鳥だ」と話した。
家族3人で同湖を訪れた栃木県大田原市美原、主婦、柏原しおりさん(58)は「遠い所からお疲れ様。無事に冬を越してほしい」と静かに眺めていた。
ピークは11月下旬で、約5000羽が飛来する。【柳沢亮】
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