佐渡に生育するトキの野生復帰を促進するため、アサヒビール(東京)は、ビールの売り上げの一部を県に寄付する活動を続けており、今回も10月いっぱい展開している。
環境・自然保護などのため、同社が各都道府県に売り上げの一部を寄付する「うまい!を明日へ!」プロジェクトの一環で、今回が7回目。売り上げ1本につき1円が寄付され、県への寄付総額は平成21年の開始から累計4600万円以上に達している。
対象となるのは、同社の主力商品ビール「スーパードライ」の缶(350ミリリットル、500ミリリットル)、大瓶(633ミリリットル)、中瓶(500ミリリットル)、「スーパードライ・ドライブラック」の缶(350ミリリットル、500ミリリットル)で、「この商品1本につき1円が環境保全などに活用されます」と表示されている。
これまで県内では総額4685万6403円が、県が提唱している「トキ保護募金」と「佐渡トキの森」整備活動に寄付されている。
トキ保護募金は、トキの野生復帰に向けた環境整備を行う団体の活動補助や、餌場を広げるためビオトープを整備する費用に充てられている。
トキの森整備は、佐渡市内のトキが放鳥された周辺約154ヘクタールの森林を間伐することなどで、トキが生育できる環境を保全している。
同プロジェクトでは全国でこれまで約20億1300万円を文化財保護や環境保全などに寄贈している。問い合わせはフリーダイヤル0120・011・121。
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