新潟市中央区下所島1の会社社長、小池良一さん(52)が、同市江南区丸潟新田の田んぼで田起こしや代かきを省いた「不耕起農法」によって無農薬で育てた稲が実り、このほど稲刈りが行われた=写真・日報連会員の池田友好さん撮影。
小池さんは「安心・安全・省力の米作り」を目指して3年前に60アールの田んぼを購入。今年4月、農業未経験の知人ら約30人に呼びかけて田植えをした。稲は晩夏の長雨と台風18号の余波で倒れたものの順調に育った。1株の穂数も通常栽培とほぼ同じという。
田植えから指導してきた同市の専業農家、上之山和幸さん(48)は「不耕起農法による無農薬栽培を手がけたのは初めて。田植えの頃は秋の収穫がどうなるか不安だったが、こんなにうまくいくとは思わなかった。大成功だ」と太鼓判を押した。小池さんは「来年は一挙4倍に増反したい」と話した。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20131005ddlk15040050000c.html