矢野経済研究所は9月25日、2013年第2四半期(4月~6月)の「住宅リフォーム市場に関する調査結果」を発表した。それによると、2013年第2四半期の住宅リフォーム市場の規模(速報値)は1兆8,310億円で、前年同期比5.6%増だった。
住宅リフォーム市場は第1四半期も好調に推移した。第1四半期と第2四半期をあわせた2013年上期(1~6月)の市場規模(速報値)は3兆905億円で、前年同期比で10.5%増と大きく伸びている。
年初からの株価上昇などによる資産効果が、住宅リフォーム市場にも好影響を与えたようだ。後半の市場規模は消費税増税前の駆け込み需要を巻き込み、年間で6兆1,000億円から6兆5,000億円程度まで拡大すると予想されている。
このように、リフォーム市場が好調に推移する一方で、トラブルに関する相談事例も増加傾向にある。
国民生活センターによると、2013年7月31日までのリフォーム工事に関する相談件数は1,793件で、前年の同時期よりも11.5%増加した。中でも、訪問販売に関する相談が目立ち、雨漏りすると脅かされて契約したケースや、高齢の親が家に上がりこんだ訪問業者に強引に契約させられたケースなど、悪質なものもあるようだ。
こうしたトラブルのケースでは、強引に契約を迫るなど、事情が異なる場合もあるが、リフォームを行う際には、契約前に複数の業者から見積もりをもらい、金額や工事内容を確認した上で、慎重に依頼先を決めるようにしたい。
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