女性が10代や20代前半で、飲酒を始めると乳がんにかかるリスクが34%も高まることがアメリカの研究でわかりました。
ワシントン大学の医学科が行った研究で、女性で思春期から飲酒を始めてから10年後に乳がんになるリスクが高いことを発見しました。
またワインやビール、スピリッツなどを日常的に飲むことでがんに発展する可能性のある良性の腫瘍になるリスクも15%高まることがわかりました。
以前の研究で飲酒と後々の乳がんになるリスクとの関連性がわかっていましたが、若い時期の飲酒に関するのはこれが始めての研究です。
またこの研究では、初潮が早かった女性や日常的な飲酒が女性特有の健康を悪化させるリスクが高いこともわかりました。
出産前に多く飲めば飲むほど乳がんになるリスクは高く、これはこの時期の乳房の組織はもっとも病気に冒されやすいからだと考えられます。
ですので、この時期の飲酒を減らすことはいい予防法になるでしょう、とこの研究のけん引者であるイン リウ医師は話します。
またがん協会のCEOであるイアンオルバー教授は飲酒は乳がんになる理由の1/5を占めていると言います。
飲酒によるがんのリスクは何をどう飲むかではなく、どれだけ飲むか、という量で決まります。またどれほどの期間飲酒を続けていたかも大きく影響します、とオリバー教授は言います。
まだ妊娠したことのない女性は、これを機会に、1日に多くて2杯ぐらいにとどめておく方が良さそうですね。
※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Underage drinkers have higher breast cancer risk: study
http://health.ninemsn.com.au/healthnews/8714382/underage-drinkers-have-higher-breast-cancer-risk-study
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-681291.html