[ カテゴリー:生活, 食育 ]

子育て世代に人気、天然ジュース

「天然ジュース」で食事バランスを 野菜の代用、からだのサビを取る

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策には、野菜を中心にバランスの良い食事を心掛けることが大切だ。ただ、野菜が苦手の人などには次善の策として、野菜ジュースでも一定の効果が期待できるという。中でも添加物の入っていない天然ジュースは体への負担が少なく、メタボ予防のほか、アンチエイジング(抗加齢)にも良いと専門家は推奨している。(大家俊夫)

◆野菜の代用に

日本人の野菜の摂取量は減っている。野菜などから取れる食物繊維については、「日本人の食事摂取基準」(平成22年)で1日当たりの摂取の目標値を18歳以上の男性で19グラム以上、同女性で17グラム以上とされている。しかし、男女ともそれに届いていないようだ。

そこで注目されるのは野菜ジュースの存在。日本栄養士会はホームページで「しっかり食物繊維が取れるように野菜を食べた方がいい」としつつ、「外食が中心となってしまう人などは野菜ジュースを野菜の代用として活用してもいい」との見解を示す。

米ハーバード大医学部客員教授の根来(ねごろ)秀行さんも「野菜や果物のジュースでも量は減るが栄養素や食物繊維を補給できる。保存料など添加物の入っていない野菜や果汁100%ジュースなら体にとってさらに良い」と解説する。

それは、「保存料の性質は食物を人工的に腐らないようにする働きがあるが、摂取すると体内で大量の活性酸素を生じさせる」からだ。新著『長生きの健康常識はウソばかり』(エクスナレッジ、1470円)で保存料に触れている根来さんは「代謝の妨げになったり老化の原因になったりする」とも指摘する。

◆体の「さび」を取る

メタボ対策には野菜を食事の始めに取るのがベストというのがほぼ定説。根来さんは「食物繊維によって余分な脂肪の吸収が抑えられ、食後の急激な血糖値の上昇を防ぎ、さらに有害物質を体外に排出する」と、その機能について説明する。

果物や野菜には植物性化学物質であるフィトケミカルやビタミン類も含有され、体の「さび」を取る抗酸化作用も期待できる。「酸化は老化の大きな原因と考えられており、その原因となる物質を取り除くことは、若さや健康を保つために非常に重要」(根来さん)と考えられている。

根来さんは体内時計と栄養に関して、「朝食を抜くことが体内時計的にも最悪。朝、時間がないときはせめて野菜ジュースでも飲んだ方がいい」と話している。

■「無添加」が中高年などに人気

添加物が含まれていない天然ジュースは、子育て世代や健康を気にする中高年を中心に人気を呼んでいる。秋田県横手市の「ガッツの会」は、無添加で100%ストレートのリンゴジュースを製造・販売している。同会代表の籠谷(こもりや)満昌さんは「一部かすは除外しているが、リンゴは丸ごと搾っている。パックのまま冷やすとシャーベットのようになる」と話す。

「ベジポート有限責任事業組合」(千葉県旭市)のニンジンとトマトジュースは、最後の工程まで保存料や着色料などは一切加えず、瓶詰めした後に高温殺菌するのが特徴だ。同組合のジュースは産経健康倶楽部でも扱っている。

リンゴにはペクチンやポリフェノールが含まれ、動脈硬化や高血圧の予防、血糖値上昇の抑制が期待できる。トマトのリコピンなどは抗酸化作用、動脈硬化予防、がん予防に、ニンジンのβカロテンなどは抗酸化作用、免疫活性、がん予防に良いとされる。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20130808508.html

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