米国人はチキンフィンガーやフライもの、それに夕食を短時間で作れる方法が好きで、この結果、質素な日本の食材の販売が増えている。ブレッドクラム(パンくず)で作る「パン粉」だ。
シェフや食品メーカーなどによると、米国のものに比べて少し大きく、ふわふわしていて、さくさく感のあるパン粉は油で揚げなくてもフライのさくさく感が出る。このためチキンフィンガーなどの料理やマカロニやチーズへのトッピングに人気だ。
パン粉はこれまでアジア系食品店でしか見つけることができなかった。また一般に、市販のブレッドクラムは消費者の買い物リストの下の方に記載されていた。しかし、今では、主要な食料品店が多くのパン粉ブランドを置くようになった。米国の伝統的な食料品店であるクローガーの広報担当者は、スイート・チポトレ、それにイタリアン・フレーバーのパン粉を今年中に販売する予定だと述べた。同社は過去2年間に4種類のパン粉を店に置くようになった。
ゼネラル・ミルズ傘下のプログレッソは、家庭でチキンフィンガーやミートボールなどを作りたい人のために、味付きの新製品を発売する。アメリカン・ローランド・フードとキッコーマンも最近ホールウィートのパン粉を発売した。
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