【Q】日々の疲れが抜けず、力が出ません。どうすれば?
【A】体調管理は大事な要素。疲れたときこそ、規則正しい生活を心掛けて
7月に入り、就職活動を昨年から続けている学生にとっては疲れも出始める頃。「内定が獲得できない不安から、精神的にも肉体的にも疲れてきました」「気温も高くなってきて、慣れないスーツを着て何社も面接を受けていると、どっと疲れがでます」など体調を気にする声が聞かれます。
これから本格的に夏を迎えます。暑さによる疲労だけではなく、大学の試験準備と面接が重なり、無理をして体調を崩してしまいがち。体調管理も就職活動の大事な一部です。今回は、ある学生の実例を紹介します。
皆さんの先輩にあたる、ある男子学生は書類選考は通過するものの、面接で結果が出せず、悩んでいました。そんなとき、次に受ける企業にはOBがいることが分かり、面接前に会って話をすることになりました。
事前にエントリーシートを送り、面接で話そうと思っていることをまとめて臨みましたが、OBからは開口一番、「疲れが表情に出てしまっているよ」と言われてしまいました。
面接での受け答えには注力していたものの、「相手にどう見られているか」を意識していなかったのです。
その先輩学生は「就職活動は体調管理が大切であること、また、それは社会人になってからも基本となること」をOBから教わり、睡眠時間だけは確保しようと心掛けるようになりました。結果、面接でも自信を持った表情で話すことができ、内定を獲得することができたのです。
就職活動を続けていると、つい不規則な生活になりがちです。疲れを感じたときこそ、規則正しい生活を心掛け、万全な体調で就職活動に臨んでほしいと思います。(リクルートキャリア 就職みらい研究所主幹研究員 江田佳子)
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