6月14日から16日にかけて開催された第112回日本皮膚科学会総会)において、AGA(男性型脱毛症)の心理的QOL(Quality of Life)へのウィッグ(かつら)の効果に関する調査結果を発表した。株式会社アデランスは、男性調査対象者の募集を通じてこの調査に協力したとの事。
調査対象者は40歳から59歳のAGA男性患者26名で、26項目の聞き取り調査を行った。結果、大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄附講座の板見智教授、乾重樹准教授、国立障害者リハビリテーションセンター福祉機器開発部の井上剛伸部長の調査発表によると、ウィッグを装着することで、心理的QOL(やる気、積極性・自信、プライドおよび全般)が改善するという結果が。また、ルックスに対する満足度が高い人ほど改善度は高まるため、心理的QOL改善にはウィッグの見た目の自然さなどが影響することがわかったという。
AGAの人達を対象に心理的QOLに関して統計的調査を行ったのは今回が世界初であり、今回の調査によって、ウィッグがポジティブな気持ちで装着者の活力を増進させる、心理的役割を担うアイテムであることが証明されたとの見解を示した。
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-234146.html