毎日、電車通勤している人にとって、インフルエンザ流行の時期は電車で移されるのではないかと心配ですよね。しかし、公共交通機関内で風邪などが移る可能性は人が思っているほど高くないということがイギリスの研究で分かったのです。
衛生・熱帯医学ロンドンスクール(London School of Hygiene and Tropical Medicine)の感染病エキスパートであるDr.アルマ・アドラーとDr.ケン・イーメスは、6,000人近い人を対象に調査を行いました。
すると、電車、地下鉄、バスで通勤している人は、他の方法で通勤している人よりインフルエンザにかかる確率が低いという結果が出たのです。
この発見は、誰もが信じていることの逆と言えます。風邪の季節となると、多くの乗客がせきや鼻をすすっています。そんな込み合った電車やバスの中は絶好の風邪をもらってくる場だとみんな信じていますよね。
それでは、その確率が低い理由は何なのでしょう。Dr.アドラーとDr.イーメスによると、電車などの公共交通機関内には病原菌がいっぱい住んでいるので、通勤者は高い免疫力を持っているのだそうです。
「この見地は、風邪をひくのは電車通勤のせいだと言っている通勤者には大きな驚きでしょう。ほとんどの人が公共交通機関で通勤しているロンドンでの感染レベルは、他の場所と比べて高くないし、実際わずかに低いくらいです」とアドラー氏はテレグラフ誌に語っています。
風邪の季節の電車通勤。あまり気にする必要なないようですね。
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Study: Influenza not spread via public transportation
http://www.upi.com/Health_News/2013/06/06/Study-Influenza-not-spread-via-public-transportation/UPI-86081370563219/#ixzz2VzJDxe6O
マイナビウーマン
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/medical/mynaviwomen-122956.html