防災に対する意識を高めてもらおうと、長岡市の小学校で、映像や模型を使って自然災害のおそろしさを学ぶ出前授業が開かれました。この出前授業は、県の長岡地域振興局が梅雨を前にしたこの時期に、開いたもので、12日は、長岡市にある柿小学校の3年生から6年生までのあわせて80人あまりが参加しました。
はじめに、子どもたちは、新潟県中越地震や新潟・福島豪雨の映像を見て、がけ崩れや土石流のおそろしさを学びました。
このあと、模型を使って、地震で地面の下を流れる水が浮かび上がる「液状化現象」が起こる仕組みを学びました。
最後に、県の職員が、「がけに割れ目ができたり川の水が急に少なくなったりするのは、土砂災害が起きる前兆現象なので、見つけたら、すぐに、近くの大人に知らせてほしい」と呼びかけました。
参加した4年生の女子児童は、「がけ崩れの映像を見てとてもこわいと思いました。きょう勉強したことを家族にも伝えます」と話していました。
長岡地域振興局地域整備部の金子善一郎治水課長代理は、「授業を通じて、子どもたちに防災に対する正しい知識を身につけてもらい、早めの避難を心がけてほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035123141.html?t=1371062263081