十日町市で、市民が食材に含まれる放射性物質の量を調べることができる測定器が設置され、１０日から利用が始まりました。
十日町市で設置されたのは、放射性セシウムの濃度を調べることができる簡易型の測定器で、市役所の本町分庁舎に設置されました。利用が始まったのにあわせて、十日町市の関口市長が自ら、測定器を使ってアスパラガスを調べ、放射性セシウムの濃度は１キログラムあたり２５ベクレル以下で問題がないことを確認しました。
この測定器は、最短で３分ほどで放射性セシウムの濃度を計測することができ、放射性セシウムの濃度に応じて結果を「安全レベル」「注意レベル」「要再検査・精密検査」「基準超え」の４段階で表示します。
計測の結果、「要再検査」や「基準超え」となった場合、新潟県が行っている、さらに詳細な検査を受けるよう十日町市では呼びかけています。
十日町市の関口市長は「簡単に測定できるので、市民の食の安心につながればいいと思う」と話していました。
十日町市の食材の放射性物質の測定は、土日も含めて毎日午前９時半から午後５時まで市役所の本町分庁舎で受け付けていて、無料で受けることができます。
食材の放射性物質を市民が調べることができる測定器はほかにも新潟市と新発田市、見附市、それに糸魚川市が設置しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035057181.html?t=1370890777017
