中国のH7N9型鳥インフルエンザについて、汕頭大などの研究チームが動物感染実験の結果を23日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。空気感染の可能性は低く、症状もそれほどひどくないが、今後ヒトからヒトに感染するようになる恐れがあると指摘。ウイルスがまん延しかねないニワトリなどの家禽(かきん)市場の管理を強化する必要があるという。
実験は上海市の患者から採取したウイルスを使い、インフルエンザの感染力を調べるのによく使われるイタチ科のフェレットやブタに感染させて行った。これまでの調査で、患者は市場などで生きた家禽に接触した人が多いことが分かっており、調査対象の7割に上ったとの報告もある。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/medical/jiji-130524X456.html