看護師が無料で血圧・体脂肪測定や健康相談に応じる青森県看護協会の「まちの保健室」が11日、八戸市三日町の八戸ポータルミュージアム「はっち」に開設された。
保健室の中心となる看護師OBらは「経験を生かして地域の健康づくりに役立ちたい」と張り切っている。
「保健室」は毎週木曜の午前10時~午後3時。30~80歳代の看護師や助産師、保健師など現役を退いたOBを中心に27人が無償の協力員として交代で対応する。
病院勤務などを経て、昨年3月まで八戸短大教授を務めた協力員代表の三浦みや子さん(76)は、「自分の生きがいにもなり、最短命県の青森県での病気予防や心と体の健康づくりにつながる」と思い立ち、同協会に開設を相談。7日には「はっち」でオープニングイベントが行われた。
11日は開始前から待つ人もいて、常時列ができるほど。看護師の人数を増やし、71人の相談や血圧測定などに応じた。
病気のほか、医療費や介護認定、家族の介護疲れなどの相談もあり、行政の制度を紹介したり、医療機関での受診を勧めたりした。
対応した三浦さんは「中心街にあるので、気軽に立ち寄って色々な相談をしてほしい」と手応えを語った。
「まちの保健室」は、同協会が5年前、道の駅「ゆ~さ浅虫」(青森市)で始めた。今年度は「はっち」と「海の駅わんど」(鰺ヶ沢町)でも行われる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00010000-yomidr-hlth