ミスをして謝るのが好きな人なんていません。最近発行された『the European Journal of Social Psychology(社会心理学のヨーロッパジャーナル)』に載っていた研究によると、その理由は、「謝るよりも謝らない時の方が気分が良いから」なのだそうです。
228人のアメリカ人を対象に、間違ったことをした時に謝るかどうかを調査しました。被験者を無作為に2つのグループに分け、一方には謝罪するメールを、もう一方には謝罪しないメールを書いてもらいました。研究員のTyler G. Okimoto氏が、その結果について話していました。
謝らなかった時は、自分が偉くなったような気分になります。謝らなくてもいいという権力や支配力によって、かなり自尊心が満たされるのです。
結局、「謝らなかった人たちの方が、満たされた気持ちになったというのは皮肉なことだ」とOkimotoさんは言っていました。
もちろん、謝らなかったことで自分の気分は良くなりますが、社会的にはかなり深刻な問題に発展するおそれがあります。間違ったことをしたら、きちんと謝って欲しいと思うのが人情です。間違いを素直に認めて謝れば、人間関係を壊さずに済みます。ほんの数時間だけ良い気分を味わうよりは、きちんと謝って人間関係を保つ方が、間違いなく価値がありますよね。
Why Not Apologizing Makes You Feel Better | NPR
lifehacker
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/living/lifehacker_30863.html