[ カテゴリー:生活, 社会 ]

巧みな話術は「2つの言葉」で作られている

物語(ストーリー)を話すのは、脳を活性化させるすぐれた方法です。巧みな話し手になりたいと思う人へ、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)フィルムスクールのハワード・スーバー教授は、アドバイスを2つ挙げています。

「けれども」というキーワードと、「物事は見かけ通りではない」というテーマです。

スーバー教授は、Eric Barker氏のブログ「Barking Up The Wrong Tree」に掲載されたインタビューの中で、すぐれた物語には必ず、「けれども」(but)という言葉が含まれると話しています。

物語を話すのに慣れていない人、あるいは下手な人は、自分の話を「そして(and)」や「それから(then)」を使って組み立てがちです。つまり、「その人はこうしました。そしてそれから、ああしました。そしてそれから、こうしました。そしてそれから、ああしました」みたいな調子。いくつものエピソードが並んでいくけれど、土台になるものがないし、前後に並んだエピソード同士につながりがありません。

「そして」ではなく「けれども」を意識して物語を話していくと、サプライズやヒネリを自然に加えられるのです。

もうひとつ大切なポイントは、「物事は見かけ通りではない」というテーマです。言い換えれば「実は」が話の頭につけられるかどうか。

 

例えば、(『ゴッドファーザー』シリーズの)マイケル・コルレオーネは冷酷に人を殺すけれども、それは家族のためにしたことです。(『カサブランカ』の)リック・ブレインは、「他人のために我が身を危険にさらす真似はしない」と劇中で三度も言っているのに、最後には他人のために自ら危険を冒し、そして生涯で唯一心から愛した相手を失っても信念を貫きます。(中略)物事は見かけ通りではないという事実こそが、物語を興味深くするのです。

http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/living/lifehacker_30259.html

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