厚生労働省は14日、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、これまでに国内で確認された患者8人はすべて50代以上だったとする症例まとめを発表した。
患者は50代が2人、60代が1人、70代が2人、80代が3人と、年配の世代に集中。性別は男性6人、女性2人で、そのうち5人が死亡していた。
地域別ではすべて西日本からの報告で、長崎県が2人、広島、山口、愛媛、高知、佐賀、宮崎の各県が1人だった。発症時期は4月中旬から11月下旬の春から晩秋にかけての期間だった。
年齢や地域の傾向について、厚労省結核感染症課は「8人分の情報だけでは少なすぎて確たることは何も言えない」と説明。分析するためには引き続き症例報告を重ねる必要があるとした。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130315/bdy13031500560000-n1.htm