白鳥の飛来地として知られる阿賀野市の瓢湖では、春の訪れを前に冬を越した白鳥たちがシベリアへ帰る時期を迎えています。
世界的に貴重な湿地を保護することを定めた「ラムサール条約」の登録地として知られる瓢湖では、コハクチョウやオオハクチョウが去年10月上旬から飛来し、4千羽を超える白鳥が冬を越しました。本格的な春の訪れを前にいま、白鳥たちが少しずつシベリアに向けて帰り始めています。
28日の阿賀野市は朝から青空が広がり、白鳥たちが水面を駆けながら羽ばたき飛び立つ姿が見られました。
瓢湖管理事務所の樋口靖偉所長は、「白鳥が帰る姿を見るのはすごく寂しいですが、少しづつ近づく春を感じます」と話していました。瓢湖の白鳥は、例年2月下旬から3月中旬に北へ向けて移動し始めますが、ことしは気温が低い日が続いているため、例年よりやや遅い3月末まで白鳥を見ることができそうだということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035826311.html?t=1362078541793