新年を迎え、新潟市では「日本泳法」と呼ばれる伝統の泳ぎを披露しながら書き初めが行われました。この催しはことし1年の健康を願って行われたもので、新潟市中央区の室内プールには中学1年生から78歳までの合わせて9人が集まりました。
「日本泳法」は戦国時代、武士が、水の中での合戦に備えて武術として身につけたもので、現在では、年齢に関係なく楽しむことができるスポーツとして普及が進められています。参加者たちはまず、プールの中で1列に並び、水の流れに逆らわないゆったりとした泳ぎ方や激流を乗り越えるための泳ぎ方など、12種類の泳法を披露しました。このあと、水の中で立ち泳ぎをしながら色紙と筆を持って「寿」や「おめでとう」といった新年を祝う書き初めを行いました。参加した中学1年の女子生徒は
「競泳と違った動きをするので難しかったですが、楽しかったです」と話していました。また書き初めをした78歳の男性は「新年なので改まった気持ちで書きました。日本泳法は体に無理のない泳ぎで、健康づくりのために多くの人に挑戦してほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034328181.html?t=1357233713046