2012年の愛知県内の交通事故死者数は、前年より10人多い235人(12月30日現在)となっており、2年連続で全国最悪となることがほぼ確実となった。
2番目に多い北海道と埼玉県(同、いずれも200人)を大幅に上回っているためだ。愛知県警は、これまで死亡事故として扱っていなかった自殺などが疑われるケースも12年から交通事故として計上しており、統計の取り方を改めたことも一因とみられる。
県警によると、12年も65歳以上の高齢者が当事者となる交通死が目立ち、全体の半数(123人)を占めた。類型別では、車両単独事故による死者が49人と前年(24人)から倍増した。
愛知県の交通死は05年以降、高齢者の事故対策に特に力を入れた10年(全国6位)を除き全国最悪。12年は、10月に緊急事態宣言を出すなど対策を講じたが、歯止めがかからなかった。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130102-567-OYT1T00185.html