厚生労働省保険局の「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」は12日の会合で、内臓脂肪型肥満に着目した特定健診と保健指導による医療費の削減効果などを、国のデータベースを活用して学術的に検証するワーキンググループ(WG)の設置を決めた。来年3月ごろまでに検証の方法や進め方を決め、その後、検証作業に着手する予定だ。
この「特定健診・保健指導の医療費適正化効果等の検証のためのWG」では、特定健診と保健指導により、血圧や血糖値などの検査値や、食習慣が改善されたかどうか、生活習慣病を予防することで、どれほど医療費が削減されたか、などを検証する。委員は、検討会の座長を務める多田羅浩三・日本公衆衛生協会長のほか、▽津下一代・あいち健康の森健康科学総合センター長▽福田敬・国立保健医療科学院上席主任研究官▽三浦克之・滋賀医科大教授―の計4人で構成し、必要に応じて追加する。
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