東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を認めず即時廃炉を求めている長岡市の市民団体「原発ゼロ長岡市民ネット」は25日、同市の長岡商工会議所で「なくそう原発 市民のつどい」を開いた。福島第1原発事故で全町避難を余儀なくされている福島県浪江町の馬場有町長が講演。「原発事故の原因究明なしに再稼働はあり得ない」と話した。
馬場町長は原発事故の際、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)のデータを公表しなかった国の対応を批判。「原発事故は町民の暮らしや家族をバラバラにし、人生を狂わせた」と怒りをぶちまけた。
また、同県郡山市の菅野正志さんは、家族が避難した新潟市との二重生活の厳しさを報告。「家族と一緒に過ごせないつらさは計り知れない」と涙ながらに訴えた。
同団体は柏崎刈羽原発の廃炉を求め、2万人を目標にした署名活動を展開することを決めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121126-00000156-mailo-l15