有事や災害の際に国からの情報を住民に伝えるシステム、「JーALERT」の試験で全国でトラブルが相次いだことから、21日、燕市と上越市で再試験が行われ、システムが正常に作動したことが確認されました。 全国瞬時警報システム、「JーALERT」は災害や有事の際、衛星の回線で国が自治体に情報を送り、防災行政無線などを通じて音声で住民に伝えるもので、ことし9月に初めて行われた全国一斉の試験では、音声が流れないなどのトラブルが各地で相次ぎました。21日は燕市と上越市で再試験が行われ、このうち燕市役所では午前10時にサイレンが鳴り響き、職員が国からの情報の受信や、前回の試験では機器の設定ミスで音声が流れなかった防災行政無線も正常に作動していることを確認しました。燕市の幸田博防災課長は「情報の迅速な伝達は住民の安心につながる。情報の伝達に遅れが生じないよう日ごろから点検をして、非常時に備えたい」と話していました。上越市で行われた再試験でも問題は確認されなかったということです。 県によりますと、前回の試験でトラブルが起きた県内4つの自治体のうち、これで3つの自治体で再試験が終了し、12月12日には三条市で再試験が行われるということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033206641.html