医療用医薬品、栄養剤、医療機器などを扱うアボットジャパンは、11月17日の世界早産児デーに際し、グローバル調査結果を公開した。調査期間は6月5日から6月24日。有効回答数は1,949件。
世界19カ国(日本を含む)で実施された同調査によると、早産に関する情報を受けている「早産児の母親」の85%(日本では74%)は、早産に伴う合併症の可能性に関する情報を有益だと考えているという。
また、「早産児の母親」の62%(日本では53%)は、早産児の合併症の可能性について「もっと詳しい情報が欲しい」と回答している。
呼吸器感染症のリスク因子に関する知識調査では、出産時の在胎齢がリスク因子になり得ることを知っている「早産児の母親」はわずか50%(日本では50%)だった。
さらに、就学年齢の兄姉がいることが、呼吸器感染症のリスクになると考えている母親は41%(日本では23%)にすぎないことが判明。家族に4人以上の同居者、または訪問者があると乳児の呼吸器感染症にとってリスクになると考えている母親は26%(日本では17%)にとどまった。
これらの結果から同社では、「早産児の母親を対象に、呼吸器のリスク因子に関する意識向上を図る必要がある」と分析している。
なお、世界早産児デーは、早産にまつわる健康問題の啓発のため、「March of Dimes」(新生児の健康向上のため、啓発や支援活動を行うアメリカのNPO法人)、新生児ケアのためのヨーロッパ財団(EFCNI)、LittleBigSouls 国際慈善財団、および全豪早産児財団によって定めらたとのこと。
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/education/mycom_719921.html