厚生労働省の厚生科学審議会予防接種部会は14日、結核予防のBCGを接種する望ましい期間を、「生後5か月以上8か月未満」とする案を了承した。
対象年齢は「原則的に同6か月未満」から「同1歳未満」に広げるとした。厚労省は予防接種法に基づく政令を改正して盛り込む。
生後4か月までにBCGを接種すると、骨髄炎などを発症する可能性がある、と小児科医らから指摘されてきた。加えて、子どもの受ける予防接種が近年増え、過密な接種スケジュールを緩和することも、同部会は考慮した。
同部会は、厚労省が来年度からの定期接種化を目指している子宮頸がん、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌のワクチンについて、対象年齢を、現行通りとする案を了承した。子宮頸がんは中学1年を望ましい接種期間とし、小学6年~高校1年で3回接種。ヒブと小児用肺炎球菌は生後2か月~4歳が対象で、0歳児は原則4回接種する。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20121114-567-OYT1T01127.html