第60回菊池寛賞(日本文学振興会主催)を受賞した佐渡トキ保護センター(佐渡市)。同センターの梅田亮一所長(57)は「受賞の連絡が来た時、間違い電話かとびっくりした。みんなで喜びたい」と話した。
同賞は文化活動で活躍した個人・団体をたたえるもの。主催する同振興会は受賞理由を「トキを日本によみがえらせるため、繁殖や放鳥を地道に継続し、今年4月、36年ぶりの自然下における繁殖を成功させた」とした。
同センターは、旧新穂村清水平に67年に設立され、老朽化に伴い93年に現在の同市新穂長畝に移設された。今年4、5月、計8羽のひなが野生で誕生。長年の努力が認められた。
梅田所長は「センターだけでなく、環境省、佐渡市、地域住民、NPO、ボランティアなどの協力があって受賞できた」と話した
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