サッポロビールが6月の業務用樽(たる)生から発売を始めた県内限定ビール商品「新潟ビイル 風味爽快ニシテ」が絶好調だ。飲食店だけでなく、消費者からも好評で、限定だった家庭用缶商品を通年発売に切り替えた。販売目標をこれまで2度も引き上げるなど勢いが止まらず、缶商品の通年化以外に、お土産需要に応えるため贈答用もそろえるほか、年末年始の忘・新年会シーズンをにらみ、瓶商品を新たに限定発売する。サッポロは県を代表する商品の一つに育てる考えだ。
缶商品の再発売と贈答用は11月14日から。瓶商品は、大瓶(633ミリリットル)と中瓶(500ミリリットル)の2種類で、同21日から発売する。12月までの販売計画では、缶が1万5千ケース瓶で、瓶が2万8千ケースを予定する。
缶商品の通年化について、サッポロでは、「限定発売終了後、すぐに県内販売店から再発売を希望する声が多数寄せられたため」としている。
現在、店頭に並ぶ缶商品が売り切れ次第、終了する予定だった。
サッポロの創始者である大倉喜八郎は新発田市出身。サッポロの前身「開拓使麦酒醸造所」の初代醸造責任者だった中川清兵衛も与板町(現長岡市)出身で、サッポロと新潟は縁が深い。販売エリアを絞った限定商品の通年化は極めて珍しい。
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