新潟県は、震災による自主避難で、いわゆる「2重生活」を送っている福島県の人たちを対象に実施している高速バスの料金の補助を来年1月半ばまで延長することを決めました。
自主避難の人について、国は、新潟県と福島県を結ぶ高速道路の料金を無料とする措置をことし3月で打ち切りました。
このため、新潟県では、ことし4月から、自主避難をしている人たちが新潟市と福島県郡山市を結ぶ高速バスを利用した際の料金のうち、週1回の往復ぶんを補助しています。
この補助は、当初、今月で終える予定でしたが、国が、警戒区域などから避難している人に対し、高速道路を無料にする措置を延長したため、県は、自主避難の人への支援も継続する必要があるとして、来年1月15日まで延長することを決めました。
補助は、これまでと変わらず、高校生以下の子どもがいて新潟県と福島県で、「2重生活」をしている世帯が対象です。
この措置に対し、9月21日までに、すでに133件の補助が決まっていて、県では「これからの冬の季節は、バスを利用した方が安全なので大勢の人に利用してほしい」と呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035297261.html