タイトルを見てドラクエか?と思っちゃった方々。きっと私と同世代なことでしょう(頑張れ74年生まれ)。住民安全:小川です。
漢字も英語もほぼ小学生レベルの私は新聞を読むのが大の苦手。そんなわけでニュース番組くらいはマメに見るようにしているのですが、福島第一原発事故から9ヶ月が過ぎようとしているのですねぇ。震災のニュースはもちろん、放射線に関するニュースも次第に減っていっているようです。
英語が読めなくても数字はなんとか読める私ですが、なぜか持っているガイガカウンターでちまたの放射線量をこつこつ眺めています。最近、感じるのです。ほんの少し前まではガイガカウンターなんて誰も知らないウルトラレアなアイテムだったのに、今ではスマートフォンにつけることができるものまで登場してきた大ヒット商品になりつつあります。
極めつけは「バラモス(詳しくはこちら)」。子供のランドセルのアクセサリになるくらいの簡易的な放射線測定器。形も重さも使い方も子供の玩具くらいの大きさでかわいらしい形。しかも、広告ページには小学生の担いだランドセルから可愛らしくぶらさがる「バラモス」。ドラクエでは世界を滅ぼす悪の化身だったのに、現世では子供を心配する親の化身ですか。
どうせなら、「たまごっち」みたいに、少しづつ放射線を与え続けるとバラモスに成長して日本を踏み潰すみたいなゲームにすればいいのに。クリスマス商戦の目玉になったかもしれません。
長岡市は福島第一原発からおよそ200km。トライアスロンのようなつもりで気合を入れて歩けば数日で行ける距離(お前が試せ!とかって突っ込まないように)。世界地図の中では、シャーペンの先ほどしか離れていない長岡市。神風に甘えて安心している場合ではないかもよ。
所詮、ここは最前線の野戦病院くらいの距離なのだから。