福島県は9日、同県二本松市など4市町で収穫した早場米を検査した結果、国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されなかったと発表した。今回の結果で、県内で収穫した早場米はすべて出荷が可能になった。
また、コシヒカリなど一般米の予備調査の結果も初めて明らかにした。6市町村のサンプル51点中、2点で同14ベクレル、98ベクレルの放射性セシウムを検出したが、残りは不検出だった。
同県では8月下旬から早場米の調査を始め、20市町村の水田で計101サンプルを調べたが、いずれも国の基準値を下回った。また、一般米は収穫前の予備調査と収穫後の本調査の2段階で行う。予備調査で同200ベクレルを超えれば本調査に移り、重点的に調べる。本調査で同500ベクレルを超えた場合に、その地域は旧市町村単位で今年産米の出荷ができなくなる。
http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY201109090537.html