非常に強い台風9号は5日午前10時現在、那覇市の南約100キロをゆっくり西北西に進んでいる。今後、勢力を保ったまま沖縄本島の南海上を進み、次第に進路を北西に変えながら、沖縄本島には5日午後、最接近する見通し。
気象庁によると、中心気圧は945ヘクトパスカル、最大瞬間風速は60メートル。中心の北側220キロ以内と南側170キロ以内は風速25メートルの暴風域になっている。沖縄県うるま市宮城島では5日午前2時14分に最大瞬間風速49.6メートルを記録した。
予想最大風速は沖縄本島で40メートル。沖縄本島では6日朝まで暴風が続き、6日正午までの24時間に300ミリの雨量が予想されている。
沖縄県によると5日午前11時現在、強風による転倒などで県内各地で17人が重軽傷を負った。那覇市や沖縄市などで計46人が公民館などに自主避難した。沖縄電力によると、沖縄本島や離島の計約5万世帯で停電が発生した。
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