自殺を防ぐことを目的とした条例が、29日、新発田市で施行された。こうした条例は県内では初めてで、企業や市民と一体になった自殺防止の取り組みがスタートする。
29日付けで施行されたのは、『市民のきずなを深め「いのち」を守る条例』。条例は、「自殺対策は社会的な取り組み」だとして、市や企業、市民がそれぞれ取り組む責任があると定めている。
条例案は29日の市議会で全会一致で可決された。自殺を防ぐことを目的とした条例は県内では初めてで、全国でも3例目だという。
新発田市では、去年までの10年間に272人が自殺している。条例に基づき、新発田市は8月頃までに、市民や学識経験者などによる対策会議を設置するとともに、自殺を防ぐ啓発事業などの計画を策定する。
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