17日付のスイス紙ブリックは、東日本大震災に伴う福島第1原発の事故で注水作業などを続ける50人の作業員を「ヒーロー(英雄)」と称賛、危険覚悟の努力を「世界が注視している」と伝えた。
ただ一方で、放射線量や原子炉建屋での出火などから分析し「(活動の時間は)今後48時間しか残されていない」との専門家の指摘も報道。炉心の大半が溶けるメルトダウン(全炉心溶融)の可能性もあるとの悲観論も伝えた。
原発作業員について、同紙は「彼らは電気がなく真っ暗闇の中、背中に酸素ボンベを担いで、常に火災や爆発の危険を抱えながら作業している」としている。(共同)
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