小千谷市はへぎそばが名物だが、市内では個性的なラーメン店も多く、人気を集めている。フェスは多彩な麺文化を県内外に発信しようと、初めて企画された。有志が4月に実行委員会を立ち上げ、業界団体が定める11月11日の「めんの日」に向けて、準備を進めてきた。
参加する店舗は、自家製麺にこだわりを持つへぎそばの店4店と、ラーメン店4店。そばとラーメンが1店ずつ組みテーマを決めて、8点の新たなメニューを生み出した。
へぎそばの「わたや平沢店」(平沢1)は、自家製のそばを、温かい魚介系のスープに付けて食べる「つけそば」を提供。トッピングに味玉やメンマ、角煮を添えた。
ラーメンの「麺や つるり」(旭町)では、そば粉を使った麺を、塩スープで食べる「つけ麺」を出す。同店の真島行広代表(61)は「(そば店の主人と話し)思いも寄らなかった麺ができた。そば粉の香りが際立ち、驚きが大きかった」と振り返る。
イベントの実行委員長でそば店「わたや」の和田正樹社長(58)は「それぞれが知恵を絞って考案した。各店を回って楽しんでもらいたい」と話した。
フェスは12月9日まで。イベントグッズが手に入るスタンプラリーも開催する。11月12日には小千谷市土川1の市民会館でフードジャーナリストのはんつ遠藤さんの講演会を開く。問い合わせは実行委員会、0258(83)0077。
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