皆さん、AKB48を知っていますよね!?
「秋葉原からアイドルを誕生させよう」という仕掛けで生まれた秋元康氏プロデュースのアイドルグループのことです。
そのAKB48のAKBは、秋葉原の略称 「あきば」のAKiBaの頭文字をとってAKBということらしいですが、
秋葉原のルーツが、もしも栃尾にあったとしたら、今やトップアイドルとなったAKB48に栃尾が関係していた…ということになって、何となく少し気分がいいですよね!?
先日、訪ねて来られた栃尾在住の知人Y氏が、こう言っていました。
「AKB48のAKBは栃尾の秋葉神社の”あきば”なんだよ」
冗談で言っているのかと思ったのですが、どうやら本気らしいです。
そもそも秋葉原の語源を辿ってみると、「あきはばら」→「あきば はら」→「あきば の はら」→「秋葉神社のあった原っぱ」ということらしい。(今日は「らしい」の連続ですみません)
それで、その秋葉神社というのは、どこの秋葉神社のことなのか?
秋葉神社は、なにも栃尾だけにしかない訳ではない、全国にいくつもあるんだろうから、秋葉原の秋葉が秋葉神社の秋葉だからといって、栃尾の秋葉神社に関係するとは限らない。
ネットで調べてみると、「秋葉原の地名の由来になった秋葉神社は、現在でも東京台東区にある秋葉神社のこと」と出てくる。
あれ!?違うじゃん。栃尾じゃなくて、東京の秋葉神社だって。そう思うのは早計!!
Y氏によれば、その、東京にある秋葉神社の総本山こそが栃尾の秋葉神社だ、ということなのである。
何とかって言う史書(?)or神社史(?)だか(Y氏自身もうろ覚えではっきり覚えていないとか…)にも、そういった記述があったとか。
これについて、何か詳しい情報をお持ちの方がいれば、興味があるので、ぜひ教えてください。
補足させていただきますね。
栃尾の秋葉神社社伝によると、蔵王権現の修験者の一人、三尺坊が不動の行法を修め、延暦2(783)年に、飛行自在の神通力を得て、もし自分の名を呼ぶものがあれば願いを入れて火災盗難を防止すると誓い、秋葉権現をこの地に造営して般若院を別当とし、蔵王権現が楡原から立ち去った後も栃尾郷にとどまって現在に至ったものという。
江戸時代には、寛保3(1743)年、遠江国(静岡県)の秋葉三尺坊と本末を争い、幕府の寺社奉行山名因幡守は、遠州秋葉は「今の根元」、栃尾の秋葉は「古来の根元」と呼ぶようにとの裁決を下したという。
※出典:「栃尾市史」上巻 164ページ
簡単に言うと、秋葉三尺坊という人は長野県戸隠に生まれ、栃尾で修行し、静岡県でブレークしたってことでしょうか。なので、東京の秋葉は静岡から伝わったでしょうが、その元は我が栃尾なんです。
今でも火伏の神として名高く「火坊日本総本廟秋葉三尺坊大権現」として多くの崇敬を集めています。毎年7月24日には「秋葉の火祭り」が行われています。
あなたの家の台所にも「秋葉三尺坊」のお札が貼ってありませんか?
Y
2011年3月3日 11:59 PM
ブログに登場していただいたYさんから、直々にコメントをいただき恐縮です。
飛行自在の…!
神社を新しく造営するようなお方には、それくらいの伝説が生まれてしまうのですね。
「秋葉の火祭り」というお祭りについては、
すみません、、、そのお祭りの存在すら知りませんでした。
せっかく、そんな素晴らしいお祭りがあるのに、お隣の長岡の皆が知らないとは、ちょっともったいない気がします。
私は、昨年から、栃尾とのご縁が深まっています。
ですので、栃尾の発信のために、何かお手伝いできることはないだろうか!?と考えております。
kasai
2011年3月4日 9:46 AM