「高齢者110番」の実施概要
- 名称:
- ねらわれてます!高齢者 悪質商法110番
- 実施日:
- 平成27年9月10日(木曜)・11日(金曜)(受付時間は10時~16時)
- 場所:
- 国民生活センター相談情報部(特設の電話回線を設置して実施)
- 対象:
- 契約当事者が60歳以上の消費生活相談全般
- ※家族や周囲の方からの相談も受付
「高齢者110番」の集計結果
9月10日(木曜):2件
9月11日(金曜):10件
2日間合計:12件
主な事例
- 【事例1】暗号通貨のパンフレットを買い取るという電話が突然かかってきた
- 突然自宅に知らない者から電話があり、具体的な業者名を挙げて「その会社から黄色い封筒が届いたら8,000円で買い取るので、電話して欲しい」と言われ、電話番号を告げられた。
数日後、実際に黄色い封筒が届いた。封筒の中にあるパンフレットには、「世界第2位の暗号通貨」「発行枚数が限られているので持っていると価値が上がる」「今しかできない資産運用」などと書かれており、何かの通貨の購入を勧めているようだ。
電話をしてきた相手には連絡を取らないつもりだが、それでよいか。もし、相手から電話がかかってきたら、何と答えればよいか。
最近、警視庁を名乗るところから「あなたの個人情報が漏れている」という電話もあり、不安だ。 - (契約者:80歳代、女性、無職)
- 【事例2】アダルトサイトを見ていたら請求画面が表示されてお金を支払ってしまった
- 昨日パソコンでアダルトサイトを見ていたら、いきなり請求画面が表示された。焦っていたのであわてて業者に電話をしたところ、相手から約20万円を請求された。
支払いは、業者に指示された通り、コンビニでプリペイド型電子マネーを購入し、番号をファクスで事業者に送ってしまった。その後、業者からと思われる電話があったが出ていない。今後も請求が続くか心配である。返金して欲しい。 - (契約者:60歳代、男性、無職)
- 【事例3】スマートフォンに「サイト未納料金がある」というメールが届いた
- 先ほどスマートフォンに「サイト未納料金がある。放置すれば法的手続きを取る」という内容の簡易メールが届いた。
身に覚えはないが相手に電話をしたところ、「約2カ月前にサイトに登録されており、放置されている。登録料39万8,000円を支払うように」と言われた後、「裁判所からの書類を待つように」と言われて電話が切れた。登録料を支払わなければならないか。 - (契約者:70歳代、男性、自営・自由業)
消費者へのアドバイス
- 劇場型勧誘(買え買え詐欺)には十分注意し、不審な電話はすぐに切りましょう
- 留守番電話機能なども利用しましょう
- 身に覚えのない請求をされても、あわてて支払ってはいけません
- 少しでも疑問や不安を感じた場合は、すぐに消費生活センター等に相談しましょう
- 高齢者の消費者トラブルを防ぐためのポイントは、家族や周囲による“見守り”と“気づき”です
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20151030_1.html