障害者の就労促進のため、県庁(神戸市中央区)の2号館ロビーに設置されていたカフェが13日、リニューアルオープンした。運営する法人が変わったためで、店名を「ドリームカフェ」とし、新たに500円でピザやパスタを楽しめるランチメニューも提供する。
カフェは、県内の障害者の就労支援の場として、平成22年4月にオープン。喫茶の提供のほか、県内の授産施設で製作された商品の販売などを行ってきた。今年10月から社会福祉法人「円勝会」(たつの市)がカフェを運営することとなり、店をリニューアルした。
「ドリームカフェ」の店内は白を基調にした明るい内装。自立を目指す障害者8人がスタッフとして働く。カフェのテーブルやイスは、スタッフが持ち運びしやすいように軽量化し、車いすが通行できるスペースも確保した。
この日は記念式典が開かれ、スタッフや県職員ら約50人が参加。スタッフの一人、前田愛さん(19)が「不安もいっぱいありますが、仕事に取り組める楽しみはそれ以上。みんなでがんばっていきます」と決意表明した。
店長の関戸伸晃さん(32)は「スタッフには接客や販売の技術を学んでもらうことで、就職につなげてもらいたい。気軽に利用してほしい」と話した。
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