就活や婚活、終活と、なにかと話題の活動だが、最近シビアなのが「保活」なんだそう。子どもを保育園に入れるための活動だ。ちょうど今の時期がラストスパート。そこで、保育園・幼稚園について、母親たちの希望と現実を調査した結果を見てみよう(オウチーノ総研・東京)。
子どもがいる首都圏在住の20歳~45歳既婚女性826名が対象。「希望していた、もしくは希望している園」と「実際に通った、もしくは通っている園」をそれぞれ聞いた結果、実際に通った、もしくは通っている園が希望通りの人は89.1%、希望通りにはいかなかった人は10.9%だった。保育園・幼稚園を選ぶ際のポイントは、「立地」が最も多く67.1%、「園内環境」が38.2%、「料金」が35.0%。希望の園に子供を入園させるためにやったことは、「自分の就労条件を変えた」が4.9%、「引っ越しのタイミングで、希望の保育園・幼稚園に入園できるエリアを選択した」が4.1%、「出産後の職場復帰を早めた」が2.9%だった。
「自身の就労条件を変えた」という人は、「勤務時間を伸ばした」という声が最も多く、具体的には「フルタイムで復帰し、認可保育園の前に無認可保育園に通わせた」(28歳/パート・アルバイト)や「内職から外勤にした」(32歳/会社員)などが挙がった。次いで「勤務時間を短縮した」という人が多く、例えば「延長保育のない園だったため、勤務時間を短縮するしかなかった」(30歳/専業主婦)などが挙がった。
共働きが一般化した現在、希望条件を満たす保育園に子どもを入れられるかどうかは死活問題。安倍政権の新たな3本の矢に「子育て支援」が入っていたが、さて、お手並み拝見だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150930-00000001-ovo-life