京都市上京区の二条城北小で24日、プロの料理人を講師に招いた食育の授業「京料理のひみつを探ろう」があった。児童は野菜をだし汁でたいた場合と水煮の場合とを食べ比べ、かつお節と昆布のうまみや香りについて学んだ。
6年生80人が、事前に京料理の特徴やだしの種類などを学習しており、この日は調理実演と試食があった。地元の料亭「萬亀楼」の小西将清さん(52)を講師に迎え、児童24人が参加した。
小西さんが大量のかつお節を鍋に入れると、子どもたちは「こんなにいっぱい?」と驚きの声をあげた。だし汁で煮た聖護院だいこんと、水でゆでただけのものを比べて味の違いを確かめたり、吸い物を試食したりした。
児童たちは「だしの香りが具にしみている」「家のお吸い物と、全然違う」などと話し、京料理の豊かな風味に感動していた。残りの児童も25、28日に体験する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110225-00000011-kyt-l26