【クライストチャーチ時事】ニュージーランド南島クライストチャーチ市の地震で、現地警察当局は26日、死者数が123人に上ったと発表した。日本の国際緊急援助隊などはこの日も、語学学校「キングズ・エデュケーション」が入居するCTVビルの倒壊現場で救出作業を続行したが、被災した富山市立富山外国語専門学校生ら日本人28人の安否は依然、不明のまま。
警察によると、行方不明者は約200人で、国籍は約20カ国とみている。死者のうちこれまでに6人の身元が確認されたが、いずれもニュージーランド人だった。
援助隊の吉井幸夫団長によると、倒壊現場ではがれきを除去することで、不安定な形で残った側壁部分が崩壊する危険が出ている。このため、構造評価の専門家の意見を聞きながら、慎重に作業を進めている。
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