3カ所方式の三角形をしていた一般家庭の調理コンロ位置を、あっさり横一列に3つ並べた。たったこれだけの“変化”だが、次々に効果を生み、快適なキッチン回りに生まれ変わった。パナソニック電工の調理機器「トリプルワイド」。
「プロジェクトがスタートしたのは平成17年6月ですが、主婦モニター、アンケートを繰り返し、『忙しい主婦にもテキパキ料理ができるキッチン』という方向性を決めました」と、同社住建新事業商品企画部の西田美佐子さん(43)。
3つ横並びにすることによる効果とは何か。
(1)複数人での料理が可能となった。
(2)三角形の頂点にあたる一番奥のコンロがなくなったことで奥行きを使えるようになり、体とコンロの間のスペースを調理台としても使えるように。
(3)このスペースの誕生でフライパンの取っ手が体に当たらなくなり、軽快な動きが実現。
(4)一番奥のコンロを使った場合、手前の火、湯気で熱い思いをしたが、これがなくなった。
(5)小さい子供でも、小学生くらいからなら、安心してお手伝いをできるようになった。
三角を横一列にするだけの発想の転換が、主婦の悩みだったキッチンでのさまざまな動作を楽にしている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/cooking/493247/