大型で非常に強い台風9号は、沖縄県の広い範囲を暴風域に巻き込みながら北上している。
那覇市では、9日夜から次第に風が強まり、時折、ごう音が響いている。
雨も断続的に降っていて、激しく地面に打ちつけている。
大型で非常に強い台風9号は、10日午前5時現在、宮古島の北東の海上にあり、1時間に25km/hの速さで北西に進んでいる。
沖縄では、本島地方と、宮古島、石垣島地方が暴風域に巻き込まれていて、本島南部・南城市糸数では、10日午前1時5分に最大瞬間風速49.9メートルを観測した。
県内では、風にあおられて転倒するなど、これまでに18人が病院に運ばれていて、10日午前5時の時点で177人が公共施設に自主避難している。
また、電力会社によると、4万2,200世帯が停電している。
本島地方では10日の夕方にかけて、先島諸島では夜にかけて、暴風雨が続く見込みで、気象庁が厳重な警戒を呼びかけている。
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